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医薬品マスターを統合するデータ基盤サービス、Lazuliが発売
2021年6月23日
製薬業界における医薬品のマスターデータを統合するための基盤サービスを、マスター管理サービス「Ninja DB」を開発・販売するLazuliが2021年6月15日に開始した。外部のマーケティングデータを一括管理し、製薬業における商品情報の整理・検索・呼び出しを可能にする。2021年6月8日に発表した。
製品マスターのクラウドサービス「Ninja DB」を手掛けるLazuliの「Lazuli PDP for Pharma」は、複数のデータベースに存在する製品のマスターデータをAI(人工知能)技術を使って名寄せし、統合するためのデータ基盤サービス(図1)。データベース間で商品IDが異なっていても、特定の商品のデータを横断して分析できるようにする。
Lazuli PDP for Pharmaを使うことで、販売・マーケティングに関わるデータ分析担当者は、手作業だった複数データベース間の名寄せ作業が不要になり、分析に専念できるため、企業としての意思決定速度を高められるという。
製薬業界では状況把握と意思決定のために、国内外のベンダーから様々な外部データを購入し利用している。ただ、外販されているデータは、ベンダー各社固有のデータベースに最適な形になっており、1つの商品に付いての分析でも、複数のデータベースから必要なデータを名寄せしなければ利用できず、名寄せ作業が分析の課題になっていた。
Lazuliでは、すでに国内の大手先発製薬メーカーとのPoCを完了し、2021年中の導入を予定している。