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中小企業がハンディターミナル使う業務システムを導入するためのセット商品、キヤノンマーケティングが発売

DIGITAL X 編集部
2021年7月12日

中小企業が業務のデジタル化を進めるにあたり、バーコードをハンディターミナルで読み取って活用するためのセット商品をキヤノンマーケティングジャパンが2021年6月下旬に発売する。ハンディターミナルと対応アプリケーション、保守をまとめて提供する。2021年6月23日に発表した。

 キヤノンマーケティングジャパンの「業務バーコード化アプリパック」は、中小企業のオフィスや工場における業務をバーコードを使ってデジタル化し、手続きや作業を簡便にするためのセット商品(図1)。ハンディターミナルと特定業務用アプリケーション、および導入支援やヘルプデスク、故障時の代替機発送などを含め5年間の保守・サポートをパッケージ化した。

図1:「業務バーコード化アプリパック」の構成

 業務用アプリケーションとしては、(1)文書管理・貸出管理のための「物品管理パッケージ」、(2)バーコードによる照合で確認作業を確実にする「照合業務パッケージ」、(3)倉庫などでの在庫管理を簡便にする「棚卸業務パッケージ」の3種を用意する。

 ハンディターミナルで読み込んだデータはCSV形式で保存できる。同ファイルを介して、各種業務システムとの連携が図れる。

 キヤノンマーケティングジャパンによれば、中小企業ではバーコードを使った管理システムを導入しようとしても、業務に合わせたアプリケーションの開発が必要だったり、IT人材不足から導入がうまくいかなかったりといった問題が起こっていた。業務バーコード化アプリパックでは、標準的なアプリケーションと保守・サポートを用意することで、IT人材がいなくても利用しやすいという。

 業務バーコード化アプリパックの価格は、いずれのアプリケーションも24万円(税別)である。