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マーケティング戦略とシステム課題を抽出するサービス、電通グループが開始

池田 真也(DIGITAL X 編集部)
2021年7月13日

企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む際のマーケティング戦略と、その実行に向けたシステム課題を抽出するサービスを、電通グループ3社が開始した。抽出結果をもとにCX(Customer Experience:顧客体験)の向上につながるシステムを構築する。2021年6月24日に発表した。

 「DX診断 for システム」は、CX(Customer Experience:顧客体験)を高めるためのマーケティング戦略とシステム課題を抽出すると共に、必要なシステムを構築するサービス(図1)。電通、電通デジタル、電通国際情報サービス(ISID)の3社が顧客企業と伴走し、2時間を4セットにした約2カ月間の短期完結型で提供し、システム改革を推進を支援する。

図1:「DX診断 for システム」は6種類の診断結果をもとに、マーケティングシステムの実装を支援する

 DX診断 for システムでは、まず6種類の診断を実施する。その結果からマーケティングシステムの課題(AS-IS)を抽出と、あるべきマーケティングシステムの構成設計(TO-BE)に取り組む。診断結果は実行性が高く、プロジェクト計画や要件定義へスムーズに移行できるという。

 そこから、TO-BEの実現に向けたマーケティングシステムの導入・改善を検討し、システムを実装・運用する。

 電通と電通デジタルは2020年9月、マーケティング領域でのDXに取り組むための課題を可視化する「Dentsu Digital Transformation診断」を開始している(図2)。だが、実サービスを提供するためのシステム変革のニーズが高いことがわかってきた。そこで、システムインテグレーターのISIDを加え、DX診断 for システムを開発したという。

図2:「Dentsu Digital Transformation診断」は、4つの領域に分けてマーケティングにおけるDX課題を可視化する