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企業内に分散するデータの統合的分析を可能にするデータ分析基盤の新版、米インターシステムズが発表

DIGITAL X 編集部
2021年7月13日

米インターシステムズがデータ分析基盤「InterSystems IRIS」の最新版を発表した。企業内に分散するデータを統合的に分析するための新アーキテクチャーを実装し、セルフサービス型でのデータ分析を容易にした。2021年6月17日(米国時間)に発表している。

 米インターシステムズの「InterSystems IRIS」は、データの統合から分析、アプリケーション開発、およびAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)管理の機能を提供する基盤製品。2020年に、企業内に分散するデータを統合し、必要な時に必要なデータへのアクセスできる新アーキテクチャー「エンタープライズ・データファブリック」に対応する「InterSystems IRIS Adaptive Analytics」を発表した。

 今回の最新版では、Adaptive Analyticsの導入を容易にするための機能を追加した。1つは、「セルフサービスのアダプティブアナリティクス機能」。事業部門の担当者によるセルフサービス型でのデータ分析を可能にする。

 具体的には、複数のソースに存在するデータを一貫したフォーマットで利用できるようにし、セルフサービスでのデータの可視化・分析・照会を可能にする。データ設計やデータ管理の専門家でなくても、データのソースやフォーマット、更新頻度などに関わらず、意思決定に必要な情報を得られるという。

 「SQL Extensions for Analytics」を追加した。データ分析に取り組むチームが、機械学習やBI(Business Intelligence)、レポート作成などに必要なデータへのアクセス環境を改善する。検索能力を最大30%高めたてとしている。