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プライベートLTEを構築するためのポータブルキット、BBバックボーンが発売

DIGITAL X 編集部
2021年7月19日

免許不要のプライベートLTEを構築するためのポータブルキットをソフトバンク子会社のBBバックボーンが2021年7月5日に発売した。プライベートLTE環境を簡易に設定でき、音声通話やデータ通信を可能にする。同日に発表した。

 BBバックボーンの「sXGPポータブルキット」は、免許が不要な1.9GHz周波数帯を使うsXGP(shared eXtended Global Platform)によるプライベートなLTE(ローカル4G)環境を構築するためのポータブルなセット商品。アクセスポイントやコア装置、スマートフォンとSIMを可搬用ケースにまとめた(写真1)。オプションでIoT(Internet of Things:モノのインターネット)ゲートウェイを用意する。

写真1:「sXGPポータブルキット」の製品イメージ

 sXGPポータブルキットは、ケーブルに接続し電源を入れれば、データ通信に必要な設定なしに通信環境を利用できる。Wi-Fiや公衆LTEの利用が難しい製造現場や倉庫、建築・工事現場などのほか、イベント会場や事故・災害現場などでの一時的なプライベート通信環境の構築に利用できる。

 設定を不要にするため、注文時に接続するデバイス数を指定する。デバイスの登録数に上限はないが、同時接続数は1アクセスポイント当たり最大10台になる。

 なお可搬用ケースの大きさは、400×240×420ミリ、重量は基本構成機器を収納した状態で約4.0キログラムである。