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将来の健診結果を予測し社員の行動変容を促すサービス、M-aidとNECが協業で開始
2021年7月29日
健康診断結果から将来の検診結果や、改善策を実施した際の結果などを予測することで、社員の健康維持・増進に向けた行動変容を促す新サービスを、健康診断結果の管理アプリを提供するM-aidとAI(人工知能)技術を提供するNECが協業し、2021年7月19日に開始した。健診結果のデータ取得から分析までをスマホ上で提供する。2021年7月13日に発表した。
M-aidは、健康診断の結果や食事や行動など日常のログを管理するスマートフォン用アプリケーション「HEALTHY LAB」を提供するベンチャー企業。このほどNECと協業し、社員の健康維持・増進に向けた行動変容を促す企業向け新サービスを開始した。NECが持つAI(人工知能)ソフトウェア「NEC 健診結果予測シミュレーション」との連携で実現する(図1)。
新サービスでは、健診結果を動画で解説する機能のほか、これまでの健診結果から将来の体重や腹囲、血圧、血糖、脂質、肝機能の検査数値のAIソフトウェアで予測。さらに、AIで分析した効果が高い生活改善策の提案や、その改善策を実施した場合の検査数値の予測なども提示する(図2)。
これらの予測値の提示により、スマホアプリの利用車である社員が主体的に健康改善に向けた意思を持たせ、行動変容をうながす。その結果を日常ログとして記録することで継続性を確保する。
新サービスは、M-aidとNECと健康分野で協業する穴吹興産がファーストユーザーとして採用し、2021年7月下旬から、あなぶきグループ社員を対象にサービスを運用する。