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AIシステムの検証環境「TED AI Lab」、東京エレクトロン デバイスが開設
2021年8月2日
AI(人工知能)システムの開発に向けた検証環境を東京エレクトロン デバイス(TED)が2021年7月15日、同社エンジニアリングセンター内に開設した。検証環境に加え検証支援サービスを提供する。同日に発表した。
東京エレクトロン デバイス(TED)の「TED AI Lab(テッドAIラボ)」は、AIモデルの学習期間を短縮したり、AIシステムの開発に最適な規模を検証するための環境(写真1)。AIシステムの開発環境を自社構築したい企業に対し、システム規模を適正にするための性能評価や、クラウド環境との比較、AI処理に特化したAIアクセラレータによる性能評価などを実施できる。
検証環境として利用企業のオンプレミス環境を再現できる。リモートでのアクセスのほか、セキュリティなどの理由からクラウド環境が利用できない場合はオンサイト接続でも利用できる。環境に加え、各種製品の使用方法に関するレクチャーやQ&Aなどの検証支援策もTEDのエンジニアが提供する。
TED AI Labのシステム環境としては、AIシステム用サーバーの「NVIDIA DGX A100」、ディープラーニング専用システム「Cerebras CS-1」、オールフラッシュストレージ「Pure Storage FlashBlade」などを配置する(図1)。
TEDによれば、ディープラーニングの発達により、自然言語処理(NLP)や画像識別(CV)による自動運転など、AIシステムの活用ニーズが高まる一方、AIモデルの精度向上や複雑性の高まりにより、AIシステムが大型化し学習期間も長期化している。