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PCへのログオンを顔認証で可能にするクラウドサービス、NECが開始

DIGITAL X 編集部
2021年8月3日

PCへのログオンやロック解除などを顔認証によって可能にするクラウドサービスをNECが2021年7月20日に開始した。これまでパッケージ版で提供してきた機能をクラウド経由で提供する。同日に発表した。

 NECの「NeoFace Monitorクラウド版」は、PCへのログオンなどを顔認証によって可能にするクラウドサービス(図1)。マスク着用での認証や、離席時の不正利用を抑止する常時認証機能を提供する。「Google Workspace」「cybozu.com」「Microsoft 365」に対しては、PCへのログオン後、そのままアプリケーションが利用できるシングルサインオン(SSO)ができる。

図1:「NeoFace Monitorクラウド版」のイメージ

 NeoFace Monitorクラウド版はこれまで、パッケージ版として提供してきた。クラウド化することで、サーバーの導入や運用時のメンテナンスが不要になるため、情報システム部門の工数削減や利用者の利便性向上を図りながら、企業の情報漏洩リスクの軽減を支援できるとする。

 NeoFace Monitorは、NECの生体認証「Bio-IDiom」の中核技術である顔認証AIエンジン「NeoFace」を使って実現している。顔認証ため、非接触での認証ができる。

 NECによれば、働き方改革や新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によりテレワーク需要が急伸し、社外でのPCへのセキュリティ意識が高まるとともに、セキュリティ対策の導入費用や作業負担、パスワードの入力・管理などを軽減したいというニーズも顕在化している。

 NeoFace Monitorクラウド版は、1カ月間の無料トライアルを用意する。