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データ統合サービス「trocco」にメタデータの管理機能、primeNumberが追加

DIGITAL X 編集部
2021年8月5日

primeNumberは、データ統合サービス「trocco(トロッコ)」にメタデータの管理機能を追加する。第1弾としてデータのトレーサビリティを担保するデータリネージ機能を2021年7月20日から提供している。データエンジニアは、データ活用におけるデータの不備などを容易に把握できるようになる。同日に発表した。

 primeNumberの「trocco(トロッコ)」は、種々のデータをデータ基盤に統合するためのクラウド型サービス。データ活用に向けて、データエンジニアが取り組む作業工数を削減することで、より戦略的な業務に集中できるよう支援する。

 支援機能として、データの意味や状態・依存関係といった付随情報である「メタデータ」の管理機能を強化する。第1弾として、データがどこで発生し、どのように使われているかというトレーサビリティを担保するための「データリネージ機能」を用意した(図1)。

図1:[trocco」のデータリネージ機能の画面例

 troccoのデータリネージ機能は(1)フィルタリングと(2)ハイライトの2つの特徴を持つ。フィルタリングでは、データセット名やテーブル名などで特定のデータ処理の経路に該当するデータのみを取り出せる。

 ハイライト機能では、データが追記されたのか置き換えられたのかを判別することで、元データが破損した際に、元データのみを修正すれば良いのか、追記先のデータも修正する必要があるのかを確認できるようにする。

 データ活用への取り組みが進みなか、様々な形式のデータが散在し、統合的に利用するためには、データの形式を整えるなどの処理がデータエンジニアの
負荷になっている。

 primeNumberでは今後も、データエンジニアの作業負荷を軽減できるよう、メタデータ管理機能として、メタデータのレポジトリへの統合機能や、メタデータの更新を促すサジェスト・アラート機能などを提供するとしている。