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身体の動きをデータ化する機能のAPI、NTTPCが提供

DIGITAL X 編集部
2021年8月16日

スポーツ/ヘルスケア業界など動作を指導するサービス企業を対象に、身体の動きをデータ化するAI(人工知能)システムの機能をAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)として提供するサービスをNTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)が8月2日に開始した。2021年7月28日に発表した。

 NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)の「AnyMotion」は、身体の動きをデータ化するためのAI(人工知能)システム。今回、同システムが提供する機能をAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)として提供する。利用企業は、自身アプリケーションなどにAnyMotionの機能を組み込める(図1)。

図1:「AnyMotion」の利用イメージ

 AnyMotionでは、スマートフォンなどで撮影した静止画や動画から、関節位置をAI技術で推定。関節の角度などを計算したり、画面上に関節位置を描画し表示したりができる。

 APIの提供に先立ちNTTPCは、2020年3月~9月に実証実験を実施した。結果、姿勢推定(静止画/動画から人間の関節点の座標データを検出する技術)や動作解析により、身体の動きを容易にデータ化できたとしている。

 NTTPCによれば、スポーツやリハビリなど身体の動きを指導者が生徒などに指導する現場では、「指導中に上手く言葉で伝えられない」「施術の動作や効果を視覚的に表現するのが難しい」といった課題がある。

 AnyMotionのAPIの利用料金は,「Developerプラン(静止画5万枚かつ動画108万フレームまで)」が月額11万円(税込)から。