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独自のヘルスケアアプリを開発するためのサービス、インテグリティ・ヘルスケアが開始

DIGITAL X 編集部
2021年8月18日

企業が独自のヘルスケアアプリケーションを開発するためのサービスを、医療ITを手がけるインテグリティ・ヘルスケアが開始した。血圧や体重、歩数、食事・服薬などの記録や、測定機器や検査サービスなどとの連携などの機能を自社アプリに組み込める。2021年7月30日に発表した。

 医療ITを手がけるインテグリティ・ヘルスケアが始めたのは、ヘルスケア分野のスマートフォン用アプリケーションを開発するためのサービス。各種デバイスを使った健康記録(Personal Health Record:PHR)の管理を中心に、ヘルスケアアプリが必要とする機能や連携サービスを使ったアプリケーションの開発を可能にする(図1)。

図1:インテグリティ・ヘルスケアが提供するヘルスケアアプリ向けの機能群や連携サービス群から必要な機能を選択し自社アプリを開発する

 提供する機能は、インテグリティ・ヘルスケアが開発・提供するPHR管理サービス「Smart One Health」が持つ機能。OEM(相手先ブランドによる生産)形式で提供する。併せて、同社が持つ医療ICTビジネスの知見を基に、アプリ開発企業が望むビジネス展開に合わせた活用方法も提案するという。

 Smart One Healthは、未病・予防・治療の各シーンにおいて、医療者などの専門家とデータを共有し、より効果的な指導や自己管理を支援するPHR管理システム。特に生活習慣病を中心とする慢性疾患の予防や治療の支援サービスとして提供している。

 具体的な機能としては、血圧・体重・血糖値などのバイタルデータや歩数など活動量の記録、食事・服薬の記録、問診情報や健康診断・検査の情報などの取り扱いがある。バイタルデータだけでなく、服薬や食事、運動などのデータも記録することで、それぞれの関係性をグラフ/表形式で可視化できる。

 記録したデータはネット上のサーバーに自動的に送信・保存される。アプリの利用者は、自身のPCやタブレットなどを使って記録した値の変化をグラフ形式などで確認できる。

 データは、医師や管理栄養士、家族と共有できる。メッセージ機能を持ち、共有したデータについて、医師や家族とテキストでのコミュニケーションが図れる。PDFやCSV形式での出力も可能だ。