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企業のAIガバナンス習熟度を診断するツール、PwCあらたが提供開始

DIGITAL X 編集部
2021年8月19日

企業のAI(人工知能)ガバナンスの習熟度を診断するためのツールをPwCあらた有限責任監査法人が2021年8月2日に提供を開始した。2018年12月から提供している「AIの導入・利活用におけるガバナンス構築・リスク評価支援サービス」の一環で、経済産業省の『AI原則実践のためのガバナンス・ガイドライン』に対応しているとする。同日に発表した。

 PwCあらた有限責任監査法人の「AIガバナンス習熟度診断ツール」は、企業におけるAI(人工知能)技術の活用に対しガバナンスが十分に機能しているかどうかを把握・整理するための診断ツール(図1)。チェック項目に答えることで、企業のAIガバナンスの習熟度を診断する。

図1:「AIガバナンス習熟度診断ツール」の利用イメージ

 診断で明らかになった課題に対しては、その解決に向けたロードマップ策定とガバナンス態勢やマネジメントプロセスの構築を支援する。

 すでに提供している「データガバナンス診断ツール」と併用すれば、AIサービスのサプライチェーンワイドの診断もできるとしている。

 企業におけるAI技術の活用に向けて経済産業省は、人間中心のAI社会原則の実装に向けては、社会のスピードや複雑さに法が追い付けない問題があり、その克服には、細かな行為義務を示すルールベースから、最終的に達成されるべき価値を示すゴールベースにすべきとの考えである。

 その考えをまとめた『AI原則実践のためのガバナンス・ガイドライン ver. 1.0』を2021年7月9日に公表している。