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食品・飲料業界に向けた商品マスターデータの提供サービス、Lazuliが開始
2021年8月20日
食品・飲料業界における商品マスターデータを提供するサービスを、マスターデータ作成などに取り組むLazuliが2021年8月3日に開始した。AI(人工知能)技術を使って名寄せなどを実施して提供する。同日に発表した。
Lazuliの「Lazuli PDP for F&B(Food and Beverage)」は、食品・飲料分野の商品マスターデータを提供するサービス(図1)。商品情報について、AI(人工知能)技術を使って名寄せ、正規化、メタ情報の付与などを実施したうえで提供する。
食品・飲料メーカーや、食品・飲料分野のデータを分析する企業などは、Lazuli PDP for F&Bを使うことで、商品マスターの一元管理環境が構築でき、商品情報の収集・整理・活用が容易になる。POS(販売時点情報管理)システムなど他システムとの連携が容易になり、顧客理解や顧客体験価値の向上などに利用できる。
すでに複数の大手企業がLazuli PDP for F&BのPoC(概念検証)に取り組んでいるという。2021年後半には大手食品加工・卸、および飲料メーカーが本格導入する予定で、2021年内に5社への導入を目指す。
Lazuliによれば、食品・飲料業界ではマーケティングデータの分析やオンラインビジネスの推進、AI活用などに取り組む企業が増えている。ただ商品マスターの維持・更新に多くの人手をかけており、実際の分析やEC(電子商取引)などに利用するには、労働集約的な対応か諦めるしかないのが現状だ。