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プロジェクトマネジャー派遣も可能なIoT基盤の導入支援サービス、WooGWayが開始
IoT(Internet of Things:モノのインターネット)基盤の導入支援サービスを、IT関連の人材育成などを手がけるWooGWayが開始した。IoT基盤には、印Altiux Innovations製の製品を利用する。プロジェクトマネジャー(PM)など人材面からも支援する。2021年8月17日に発表した。
IT関連人材の育成などを手がけるWooGWayが、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)基盤の導入支援サービスを開始した。印Altiux Innovations製のIoT基盤を担ぎ、同社が育成・把握するフリーランスのプロジェクトマネジャー(PM)などの派遣を含め、IoT関連プロジェクトの推進を後押しする(図1)。
WooGWayは対象企業として、デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みを推進するにあたり何から手を付ければいいか分からない企業や、自社製品とIoTを融合し、より価値のある製品を作りたい企業、実証実験を繰り返しているが事業化に至っていない企業などを挙げる。
IoT基盤として導入する製品は「BoxPower」(印Altiux Innovations製)(図1)。(1)Device Management Fwk(DMF)、(2)Data Control Fwk(DCF)、(3)Edge Analytics Fwk(EAF)、(4)Home Workspaces/Dashboards、(5)Multi Cloud Fwk(MCF)、(6)Multi-Vendor Integration and Interoperability Fwk(MVIIF)の6つの機能を提供する(表1)。
名称 | 機能 |
Device Management Fwk(DMF) | デバイス管理やデバイスプロビジョニング |
Data Control Fwk(DCF) | ネットワーク経由でのデータの集約・管理 |
Edge Analytics Fwk(EAF) | エッジ領域にあるゲートウェイにおけるデータの前処理と意思決定を容易にするための分析 |
Home Workspaces/Dashboards | 各利用者のためのワークスペースやダッシュボードのWebアプリケーション |
Multi Cloud Fwk(MCF) | 複数のパブリッククラウドとの接続 |
Multi-Vendor Integration and Interoperability Fwk(MVIIF) | ベンダー固有機能を組み込むための、複数ベンダー間での相互運用性の提供 |
BoxPowerの利用例としてWooGWayは、(1)いちご農園向けスマート農業システム、(2)運送会社向け車両追跡・管理システム、(3)スマート駐車場システム などを挙げる。
BoxPowerの導入事例としては、いちご農園のハウス栽培や、運送会社の配送ルート計画やドライバーの管理、駐車場の回転率向上、製造業におけるAI(人工知能)カメラでの画像認識、地震予知などなどがあるという。
例えば、いちご農園での実証実験では、ビニールハウス内に設置したセンサーで、CO2・照度・温湿度を測定し、クラウド上で栽培状況を可視化し遠隔地から管理できるようにしたとしている。