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電話の応答履歴をオペレーターに引き継げる自動応答システム、TACTが発売
2021年8月27日
コンタクトセンターにおける自動応答の応対履歴を、オペレーターに引き継げる自動応答システムを、USEN-NEXTグループのTACTが2021年8月19日に発売した。有人応対へスムーズに切り替えられるという。同日に発表した。
TACTの「AIコンシェルジュ with MediaVoice」は、コンタクトセンター向け自動応答システム「AIコンシェルジュ」のSIP(Session Initiation Protocol)対応版。SIPは音声や映像などの通信用プロトコルで、これによりAIコンシェルジュによる自動応答からオペレーターが応答するためのシステムへの切り替えがスムーズになるとする。
例えば、コンタクトセンターへの問い合わせに対し、まずはAIコンシェルジュが持つ音声認識や認証の技術を使って、顧客名や契約番号などを自動でヒアリングし、本人確認までを実施する。これらの内容をオペレーターが利用するシステムに連携したうえで電話を転送することで有人対応に切り替える。
営業などのアウトバウンドコールにおいても、必要な顧客情報を自動で収集してからオペレーターに転送することもできるという。
AIコンシェルジュwith MediaVoiceの利用料金は、初期費用が150万円(税別、以下同)から、1回線当たり月額20万円からである。初期費用にはコールセンターシステムとの連携費用が含まれる。