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DXの推進に必要な人材の育成支援サービス、NECが開始
2021年9月17日
DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進役となる人材育成に向けたサービスをNECが2021年9月9日に開始した。導入から実践、スキル獲得までを支援する。同日に発表した。
NECの「NECアカデミー for DX」は、企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組むに当たり必要になる人材育成を支援するサービス。NECが持つ人材育成ノウハウを元に、AI(人工知能)やセキュリティ、デザイン思考などの既存の研修プログラムに、DX推進のためのコースを用意し体系化した。
NECアカデミー for DXは、(1)DX人材育成サービス、(2)DX実践プログラム、(3)DX研修プログラムからなる(図1)。導入から実践、スキル獲得までの人材育成をワンストップで支援できるとしている。2021年9月9日から提供するものの、DX人材育成サービスは2022年春からを予定する。
DX人材育成サービスでは、企業と伴走しながらデジタル人材の育成を継続的にサポートする。DX実践プログラムは、AIやセキュリティ、クラウド、デザイン思考などを対象にしたもの、DX研修プログラムでは、各種テクノロジーやマネジメントなどのDX関連スキルを身に着けることを目指す。
NECによれば、DXの社会実装・活用が急速に進む中、世界的にデジタル人材不足が大きな課題になっている。日本でも経済産業省が2020年12月に発表した『デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会の中間報告「DXレポート2」』において、DX対応の遅れへの懸念とデジタル人材の必要性が報告されている。
NECアカデミー for DXの料金は648万円から。今後3年間で6000人の育成を目指す。