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エッジAIシステムを試作するための開発キット、クリエイティブジャパンが発売

DIGITAL X 編集部
2021年10月1日

データの発生場所近くでAI(人工知能)ソフトウェアを動作させるエッジAIシステムを試作するための開発キットを、ITインフラ構築などを手がけるクリエイティブジャパンが発売する。キット以外に必要なハードウェアなどを揃えても2万円程度なことから、大学や研究所などでの試作・実験を容易にするという。2021年9月24日に発表した。

 ITインフラ構築などを手がけるクリエイティブジャパンの「ELTRESアドオンIoT開発キット」は、データの発生場所の近くでAI(人工知能)ソフトウェアを動作させるエッジAIシステムを試作するためのセット商品(図1)。企業の新規事業開発のほか、研究所や大学/高専での使用を想定する。ファーストユーザーとして電気通信大学が2021年10月からの演習に導入するとしている。

図1:「ELTRESアドオンIoT開発キット」はエッジAIシステムを試作するためのセット商品

 「ELTRESアドオンIoT開発キット」は、ソニーセミコンダクタソリューションズ製のIoT向けボードコンピュータ「Spresense(スプレッセンス)」と組み合わせて利用する。キット自体は、Spresenseに通信機能を提供する拡張基盤と、IoT向け通信サービスとデータ解析のクラウドサービスからなる。カメラモジュールがSpresenseのオプションとして提供されている(図2)。

図2:IoT向けボードコンピュータ「Spresense」(左)と拡張基板「Spresense向けELTRESアドオン・ボード」

 拡張基板の「Spresense向けELTRESアドオン・ボード」は、Spresenseにソニーが開発したLPWA(Low Power Wide Area)通信規格である「ELTRES(エルトレス)」による通信機能を提供する。ELTRES規格の通信サービス「ELTRES IoT ネットワークサービス」(ソニーネットワークコミュニケーションズ製)が利用できる。

 データ解析のクラウドサービスとしては「CLIP Viewer Lite」を用意する。CLIP Viewer LiteはAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)によるアプリケーション連携が可能だ。拡張基板とCLIP Viewer Liteはクリエイティブジャパンが開発した。

 ELTRESアドオンIoT開発キットの価格は9980円(税別)。Spresenseの実売価格は6000円程度のため、合わせて2万円程度でエッジAIシステムの環境が構築できるとしている。なおキット付属の通信サービスとデータ分析サービスの利用期間は4カ月までである。