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作成したRPAロボを利用企業間でシェアするためのサービス、RPAテクノロジーズが開始

DIGITAL X 編集部
2021年10月7日

RPA(Robotic Process Automation)ツールで作成したソフトウェアロボットをツールの利用企業間でシェアするためのサービスを、RPAテクノロジーズが2021年9月30日に開始した。同社製RPAツール「BizRobo!」で作成したソフトウェアロボを無償・無制限にシェアできるようにする。同日に発表した。

 RPA(Robotic Process Automation)ツールを開発・販売するRPAテクノロジーズの「ROBOT-HUB」は、同社製RPAツール「BizRobo!」の利用企業が作成したソフトウェアロボットを相互に無償・無制限でシェアリングするためのサービスだ(図1)。

図1:「ROBOT-HUB」は、ソフトウェアロボットのシェアリングを可能にする

 RPAテクノロジーズは、自社が抱える課題と類似の課題を先に解決しているソフトウェアロボを使い、そこに組み込まれたアイデアや知見を利用することで、ロボットの作成経験や時間の不足、活用アイデアの枯渇といったRPAの導入・定着時に直面する“壁”の克服が容易になるとしている。

 ROBOT-HUBでは、会員登録すれば、ROBOT-HUB上に公開されているすべてのソフトウェアロボが無償で、回数にも制限なくダウンロードして利用できる。ソフトウェアロボを開発した企業は、同ロボットをROBOT-HUB上に公開すれば、他者に提供できる。

 作成済みロボットの公開を促すために、マイレージ制度を採用する(図2)。登録したロボットがダウンロードされるごとにマイルを提供し、種々の景品と交換できるようにする。

図2:「ROBOT-HUB」への登録を促すためにマイレージ制度を導入する

 ロボットの作成・登録者には、ダウンロードした利用者に対する設定サポートを、有償または無償で提案できるようにもする。ROBOT-HUBにソフトウェアロボを登録すれば、RPA活用の先行企業として自社をPRすることにもなり、新たなビジネス機会の創出にもつながるともいう。

 RPAテクノロジーズは、RPAが普及し、規模や業種を問わず利用企業が増えた今、ロボット活用の知見を利用企業間で共有する重要性が、これまで以上に高まっているとする。利用経験を積んだ企業が、様々な用途でロボットの作成・運用に関する成果とノウハウを蓄積している一方で、これから本格活用を始める企業は、自社の課題解決につながる具体的なヒントを求めているという。