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AIモデルを「ノンコーディング」で直観的に作成可能な「Node-AI」、NTTコムが提供開始

DIGITAL X 編集部
2021年10月19日

AI(人工知能)技術を使ったデータ分析に必要なAIモデルをノンコーディングで作成できる機能を、NTTコミュニケーションズ(NTTコム)が2021年10月11日、同社のデータ分析基盤サービス「Smart Data Platform(SDPF)」に追加した。同日に発表した。

 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)の「Node-AI(ノードエーアイ)」は、AI(人工知能)技術を使ったデータ分析に必要なAIモデルを作成するための機能。コーディングなしで作成できる機能として、同社のデータ分析基盤サービス「Smart Data Platform(SDPF)」に追加した(図1)。AIモデルの開発を容易にすることで、AI技術の適用が容易になるとする。

図1:「Node-AI(ノードエーアイ)」におけるAIモデルの作成イメージ

 Node-AIでは、データの分割や正規化といった処理を部品化し、開発画面上では「カード」として表示する。これをドラッグアンドドロップし、処理順につなげればAIモデルが作成できるという。

 開発時のコメントを書き込みなどができる「コラボレーション機能」を持ち、開発プロジェクトの進行が非対面の場合でもコミュニケーションが図れるとしている。

 作成したAIモデルの動作に必要なライブラリを備え、容易に動作させられる。加えて、AIモデルが出した分析結果の根拠を、同社の特許技術「アトリビューションマップ作成技術」により可視化する。現場担当者の知見と根拠を比較することで、AIモデルの信頼性を検証できるとする。

 オプションで、ハンズオン&技術サポートや運用サポートを用意する。

 NTTコムによれば、製造業におけるプラント運転や、サービス業におけるコールセンター運営などへのAI活用ニーズが高まっている。しかし、必要なAIモデルの作成には高度なプログラミング技術や専門的な知見が必要なことが、導入障壁になっている。