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ネットワークカメラで取得したデータを集約するためのソフトウェア、パナソニックi-PROセンシングが発売

DIGITAL X 編集部
2021年10月29日

ネットワークカメラで取得したデータを集約するためのソフトウェアをパナソニックi-PROセンシングソリューションズが2021年12月に発売する。同ソフトウェアを連携するAI(人工知能)アプリケーションも用意する。2021年10月25日に発表した。

 パナソニックi-PROセンシングソリューションズ「マルチAIソフトウェア」は、同社製のネットワークカメラが収集したデータを集約し一括管理するためのソフトウェア。集約したデータはブラウザ上でグラフ表示などできるほか、統計データとしての分析が可能になる。映像監視ソフトウェアなどと連携し、カメラ画像の録画の再生・検索・アラーム受信なども可能にする。

図1:「マルチAIソフトウェア」はネットワークカメラのデータを集約し可視化する

 マルチAIソフトウェアに接続して使用するAI(人工知能)アプリケーションとして(1)AI顔検知「WV-XAE204W」、(2)AI人物属性識別「WV-XAE205W」、(3)AI車両属性識別「WV-XAE206W」の3種を同時発売する

図2:マルチAIソフトウェアを使ったネットワークカメラ活用のシステム構成例

 AI顔検知は、予め登録した顔の照合や検索を可能にするアプリケーション。これまで難しかった建物の軒下など半屋外の環境やマスク着用者の顔を認識し検知できる。

 AI人物属性識別は、人物属性情報を基に人物を検知・検索するためのアプリケーション。年齢・性別・服の色・髪型など11属性46項目を識別する。

 AI車両属性識別は、属性情報を基に車両を検知・検索する。車型や車色など2属性17項目を識別する。

 いずれのソフトウェア/アプリケーションともに価格はオープンプライス。パナソニック システムソリューションズ ジャパンを通じて販売する。