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業務へのAI技術の適用・運用を支援するサービス、日本アルゴリズムが開始

DIGITAL X 編集部
2021年11月1日

業務にAI(人工知能)技術を適用するためのサービスを日本アルゴリズムが2021年10月1日より開始している。業務に適用するためのシステムの設計から開発・運用までに対応する。一部工程のみでも提供する。2021年10月25日に発表した。

 日本アルゴリズムの「AIxNALGO」は、AI(技術)の業務適用を支援するサービス。AIシステムの設計から開発、運用までに対応する。分析工程のみやモデルの実装のみにも対応する。

 適用できるAI技術の領域は、(1)テーブルデータ解析、(2)画像解析、(3)自然言語解析、(4)強化学習の4つ。これらを使って、物体検出・追跡、低解像度画像の3D(3次元)復元、機密情報のマスキング、セキュリティログやネットワークの異常検知、鉄道の運行管理といったシステムを構築する。

 テーブルデータ解析は、不正取引の自動検知やセキュリティログ/ネットワークの異常検知、スポーツ選手のケアマネジメントなどの用途を想定する。不正データの検知では、人手と比較してコストを約50分の1に削減した例があるという。

 画像解析では、物体検出・追跡、姿勢検知、人数カウント、画像による建設施工の証明、低解像度画像の3D復元などの用途を想定する。複数体を同時に検知・トラッキングでき、リアルタイムな加工や監督者への通知・通報を可能にする。

 自然言語解析は、機密情報の自動マスキング、分類条件に合う文書の判定・抽出、チャットボットなどの用途に利用できる。

 強化学習では、工場における異常検知やリカバリデモンストレーション、運転経路の最適化などの用途を想定する。運転経路の最適化では、到着時間に合わせて移動方法を選択するエージェントを作成することで、その時々の経路状況のシミュレーション結果を掛け合わせて最適な移動方法を算出する。