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マーケティング施策の戦略立案からシステムの構築・運用までを支援するサービス、SCデジタルメディアが開始

DIGITAL X 編集部
2021年11月19日

マーケティング分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるための戦略立案から必要なステムの構築・運用までを支援するサービスを、住友商事の100%子会社であるSCデジタルメディアが2021年11月4日に開始した。同日に発表した。

 住友商事の100%子会社であるSCデジタルメディアが提供を始めたのは、マーケティング領域でのデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みを支援するサービス。住友商事のデータマーケティング活動を推進してきたスキルとノウハウをグループ外に外販する。

 他業態と比べ、戦略策定から必要なシステムの構築・運用までのサービスを、同社のコンサルタントやマーケター、エンジニア、データアナリストなどが一気通貫で提供できるのが特徴だという(図1)。

図1:SCデジタルメディアが提供するサービスの範囲と、自身による他業態との比較

 提供するサービスには、(1)データマーケティングの戦略立案、(2)マーケティングシステム構築支援、(3)オウンドメディアの構築支援、(4)EC(電子商取引)サイトの構築支援、(5)運用実務の代行などがある。

 戦略立案では、コンサルタントが現状(As-Is)と“あるべき姿(To-Be)”を洗い出し、最短で成果を出すための全体戦略とロードマップを策定する。マーケティングシステムの構築支援では、データマーケティングの実行に必要なシステム基盤を、最適なツールを選定して構築する。

 オウンドメディアでは、リード獲得とエンゲージメントの向上を目的とし、ECサイトには、データマーケティングのノウハウを詰め込むという。これらを使ったマーケティング施策の実行および運用実務も、各分野のスペシャリストが代行する。

 SCデジタルメディアによれば、業態・業界問わずDXへの取り組みが高まる中、「DX戦略を考える人材が不足している」「マーケティング、営業、販売と何から手をつけて良いか分からない」「顧客データが統合されておらず活用方法が分からない」「傘下に事業を多数抱えており、シナジーを発揮できていない」など、様々な課題を持つ企業が少なくない。