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建築現場の状況を静止画で共有するクラウドサービス、アービンズが開始
2021年12月3日
建築現場の進ちょく状況を静止画を使って共有するためのクラウドサービスをデータ分析などを手掛けるアービンズが2021年11月8日に開始した。専用カメラで撮影した画像をスマートフォンやPCから確認できる。同日に発表した。
データ分析やシステム開発を手掛けるアービンズの「コネクトカメラ」は、建築現場の進ちょく状況を関係者で共有するためのクラウドサービス。専用カメラで撮影した画像をクラウドを介してスマートフォンやPCから参照する(図1)。職人や施主との画像共有により、現場の透明性を高められるとする。
コネクトカメラで共有するのは、現場を1分ごとに撮影した静止画。進ちょく状況の確認用途では動画でなくとも、1分間隔の静止画で十分と判断したという。静止画にすることでデータ通信量を抑えてもいる。
1日分の静止画を1分間のダイジェスト動画にして提供もする。特定の期間・時間帯を指定して見ることもできる。静止画は365日間、ダイジェスト動画は20日間、それぞれ保管する。
現場には、アービンズがレンタルするインターネット対応カメラを設置する。通信機能を備え、電源を確保すればよい。参照用のアプリケーション上で、カメラと、画像を共有する対象者を選択する。閲覧時には映像を電話番号で認証することで共有者以外の閲覧を防ぐ。
専用カメラのレンタル期間は1カ月から。画像共有のサービス利用料は要問い合わせとしている。無料での1カ月間のデモ機の貸し出しもする。