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3Dモデルの生成・管理サービス、スマホアプリ開発のテックファームが開始

DIGITAL X 編集部
2022年1月7日

3D(3次元)モデルを専用ソフトウェアを使わずに生成・管理するためのサービスを、スマートフォン用アプリケーションの開発などを手がけるテックファームが2021年12月に開始した。メタバース(3D仮想空間)やEC(電子商取引)サイト、遠隔操作などに利用できるとする。2021年11月25日に発表した。

 スマートフォン用アプリケーションやWebサイトの開発を手がけるテックファームが開始したのは、3D(3次元)モデルを生成・共有・管理するための基盤サービス。物の質感や細部の形状などを含めた3Dモデルが生成でき、より実物に近い形での情報伝達に利用できるとする(図1)。

図1:生成した洋服の3Dモデルの例。シワなども再現している

 3Dモデルの生成はテックファームが実施する。利用者は、モデル化したい物品を同社に送付すればよい。生成した3Dモデルの利用環境は、各者の利用形態に合わせて専用に用意する(図2)。

図2:3Dデータの一覧画面(上)と詳細画面(下)の例

 3Dモデルの共有に必要なURLやQRコード、Webサイトへの埋め込み用のタグを、サービスサイトから発行する。PCやスマートフォン、MR(Mixed Reality:複合現実)デバイスなどからアクセスできる。

 3Dモデルはカスタマイズにより、AR(Augmented Reality:拡張現実)/MR(複合現実)デバイスでの表示にも対応する。製造業における遠隔操作や遠隔地からの製品確認などに利用できる。

 MRへの活用事例に、コクヨとの共同研究がある。コクヨ製オフィス家具の3DモデルをMRデバイスから閲覧できるようにした。現地で見なければならなかった試作品などを遠隔から複数人が同時に確認できるようにした。

 本サービスの利用料金は、3Dモデルを100個程度まで掲載する場合で月額10万円から。3Dモデルのデータ生成には別途料金がかかる。