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大日本印刷、DX推進支援サービスを東欧企業との資本提携で開始

DIGITAL X 編集部
2022年1月24日

大日本印刷(DNP)が、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みを支援するサービスを開始した。そのために、ウクライナのDX関連企業ELEKS(エレックス)の日本法人と資本提携した。ELEKSがグローバルに持つDX推進支援の実績を加味したサービスを提供する。2021年12月1日に発表した。

 大日本印刷(DNP)が2021年12月に開始した「DX推進支援サービス」は、デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みにおいて、事業変革の構想から新しい製品/サービスの提供までを支援するサービス。新しい製品/サービスの開発に向けたデザインや先端技術、開発手法などを提供する。

 DX推進支援サービスの提供に当たりDNPは、ウクライナに本社を置くDX関連企業ELEKSの日本法人と資本提携を結んだ。AI(人工知能)/IoT(Internet of Things:モノのインターネット)/データサイエンスなどの領域で専門性の高い技術者を抱え、欧米の金融や公共、製造、小売り、エンターテイメントといった領域で650以上のプロジェクトに関わってきたという。

図1:ウクライナELEKSが持つ製品/サービスの開発プロセス

 日本法人との資本提携により、ELEKSの強みと、DNPが強みとする顧客体験(CX:Customer Experience)価値を高める取り組みを組み合わせ、支援サービスとして提供する。

 具体的には、ビジネスアナリシスやUX(User Experience:ユーザー体験)デザイン、システムアーキテクチャー(システムの構造・設計等)の専門家からなるELEKSのチームと、CXを手がけるDNPの企画・開発チームが連携することで、事業のあり方や事業プロセスなどの変革に向けた構想や、各種課題の発掘、製品/サービスの開発までを支援する。

 ほかにもELEKSとは、専門人材を集めた同社のCoE(Center of Excellence)との連携や、グローバルな調査・分析力も活用するとしている。

 DNPは、DX推進支援サービスと関連事業により3年間で5億円の売り上げを目指す。