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エッジコンピューティングにおいてエッジに配置するサーバーの運用一体サービス、NTT Comが開始

DIGITAL X 編集部
2022年4月18日

エッジコンピューティングにおいて端末の近くに設置するサーバーを運用込みで提供するサービスを、NTTコミュニケーションズ(NTT com)が2022年1月18日に開始した。月額定額制で提供する。同日に発表した。

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)の「SDPF(Smart Data Platform)Edge」は、エッジコンピューティングのためにエッジ側に設置するサーバーを運用業務込みで提供するサービス(図1)。同社のデータ活用基盤「Smart Data Platform(SDPF)」の1サービスに位置付ける。要件に応じて、ネットワークやクラウド、アプリケーションを含めたコンサルティングも提供する。

図1:エッジコンピューティングのための「SDPF Edge」のシステム構成

 SDPF Edgeでは、エッジ側で動作する複数のアプリケーションを一元管理するための「エッジコントローラー」も提供する。アプリケーションを自動で設定し配信・管理できる。SDPFが提供するAI(人工知能)モデルの開発ツール「Node-AI」や画像認識ツール「Deeptector」なども利用できる。

 サーバーやコントローラーの運用はNTT Comが代行する。不具合時に現地に駆け付けてサーバーを交換したり、セキュリティ対策や遠隔での復旧作業などを代行したりする。

 SDPF Edgeの利用料金は月額定額制を採る。初期費用は無料で、最低契約期間は36カ月。CPU数やメモリー容量、ストレージ容量の別に3つのプランがある(表1)。プラン外のシステム構成や、保守・監視条件などのカスタマイズにも応じる。

表1:SDPF Edgeの3つのプランと月額利用料金
プラン名サーバータイプCPU数メモリー容量ストレージ容量(媒体)月額利用料金(税別)
プラン1ラックマウント32コア128GB3.84TB(SSD)12万3600円
プラン2ラックマウント16コア64GB0.96TB(SSD)8万5100円
プラン3ボックス8コア32GB1TB(HDD)4万7700円