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滞在地点間の移動を示すデータセット、ゼンリンデータコムが発売

DIGITAL X 編集部
2022年4月27日

人がどこから、どこに向かったの移動を示すデータセットを、ゼンリンデータコムが2022年1月25日に発売した。人の流れを可視化でき、交通実態の分析や交通計画策定の基礎データなどに利用できるという。同日に発表した。

 ゼンリンデータコムの「混雑統計データセット」は、位置情報データを提供する「混雑統計」サービスから、滞在地点間の移動(OD)データを抽出し、都道府県単位にまとめたもの。人が、どこから来て、どこに向かったのかが分かる。交通実態の分析や交通計画策定のほか、街づくりや観光施策などの基礎データとして利用できる。

 混雑統計データセットが提供するのは、「メッシュ間ODデータ」と「市区町村別移動データ」の2種類(図1)。それぞれ都道府県のエリアや、2020~2021年の間で任意の集計期間を指定すれば、CSVファイルで受け取れる。BI(Business Intelligence)ツール「Tableau」独自のtwbxファイル形式にも対応する。

図1:「混雑統計データセット」が提供する移動データの例