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企業間のデータ流通を支援するコンサルティングサービス、PwCコンサルティングが開始

DIGITAL X 編集部
2022年5月19日

企業間のデータ流通を支援するコンサルティングサービスをPwCコンサルティングが本格的に始めている。社内外のデータを利用する際に発生する課題を解決を支援し、企業や業界をまたがるデータ流通を可能にするという。2022年2月17日に発表した。

 PwCコンサルティングの「データ流通ソリューション」は、事業会社が社内外のデータを利用する際に発生する課題を包括的に解決するためのコンサルティングサービス。外部データを使った価値創出やデータ提供時のガバナンスの策定、業界共通基盤のルール策定などを支援する(図1)。

図1:データ流通におけるプレイヤーおよびデータ流通ソリューションの支援内容

 コンサルティングでは対象者を(1)データ利用者、(2)データ提供者、(3)データ連携サービスを提供する「データ流通プラットフォーマー」、(4)データの標準形式やガバナンスを策定する「データ流通協議体」に分けている。それぞれで異なる規制やルール、発生し得るリスク、法令やビジネス、社会からの反応などを鑑み、それぞれの立場に沿ったがデータ流通での課題への解決策を提案するとしている。

 PwCコンサルティングによれば、組織を越えたデータ流通ニーズが高まっているものの、コンプライアンス領域など課題が多いうえ、プレーヤーも上記の4分類のように複雑だ。日本全体でデータ流通を拡大するためには、それぞれの課題を並行して解決していく必要がある。