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POSデータに基づく飲食店の需要予測サービス、NTTデータ子会社のリアライズが発売へ

DIGITAL X 編集部
2022年5月20日

POS(販売時点情報)データから飲食店の需要を予測するサービスを、NTTデータ子会社のリアライズが2022年夏に開始する。POSデータの各インデックスを分類し、経営判断に利用できるように可視化する。2022年2月21日に発表した。

 NTTデータ子会社のリアライズが始めるのは、飲食店のPOS(販売時点情報)データから需要予測するサービス。POSデータから得られる来店者数や売り上げ、メニュー出数などの過去の実績推移を教師データに、AI(人工知能)技術を使って分析・予測する。

 サービス開始に向けリアライズは、飲食店向け日次損益管理サービスを手がけるイー・カムトゥルーと業務提携を結んだ。飲食店支援ビジネスに参入するのが目的だ。新サービスは、イー・カムトゥルーの店舗管理システム「れすだく」のオプション機能として2022年夏にβ版の提供を始める予定である。

 将来的には、セルフBI(Business Intelligence)ツールや、データサイエンティスト向けAIツールの提供を予定するほか、地域や業種・業態の別にデータの構造化を図り、需要予測に基づくアクションプランの提案といったサービスの展開も目指す。

 リアライズによれば、飲食店が持つPOSデータは、店舗ごとにメニューマスターの記載が異なるなどからビッグデータとしては扱いづらい。新サービスでは、POSデータの各インデックスを分類することで、データの可視化を図る。