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消費電力を70%削減した気象データ観測用IoTセンサー、ウェザーニューズが発売

DIGITAL X 編集部
2022年6月7日

気象データ観測用のIoT(Internet of Things:モノのインターネット)センサーの新版をウェザーニューズが発売した。センサー基盤を刷新し、消費電力を従来の70%減の0.6ワットに抑えた。市販の太陽光パネルの電圧にも標準で対応した。2022年3月23日に発表した。

 ウェザーニューズの「ソラテナ」は、気象データを観測するためのIoT(Internet of Things:モノのインターネット)センサー(図1)。気温・湿度・気圧・風向・風速・照度・紫外線・雨量の8つのデータを1分ごとに計測し、過去24時間の時系列や1カ月分の気象データを確認できる。利用企業が自社システムに組み込むためのAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)も用意する。

図2:気象データ観測用IoTセンサー「ソラテナ」の外観。直径は最大部が約14cm、高さは約20cm。重さは約1kg

 今回、センサー基板を刷新し、消費電力を0.6ワットに抑えた。従来モデルより70%削減したとする。蓄電池搭載の小型太陽光パネル(15ワット)を接続した場合、無日照でも4.5日間稼働したという。市販の太陽光パネルの多くが採用するDC5ボルト/DV12ボルトの電圧にも標準で対応した。

 ウェザーニューズによれば、気象情報や観測データをビジネスの課題解決に取り入れたいというニーズが高まっている。IoTデバイスの発達に伴い、現場の観測データをリアルタイムに、かつ安価で入手したいニーズもある。