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サブスク事業を手掛ける企業の成長率はS&P 500企業より高い、米Zuoraの調査

DIGITAL X 編集部
2022年6月8日

サブスクリプション(購読)型でサービスを提供する企業の成長率はS&P 500に含まれる企業よりも高い--。こんな調査結果をサブスクリプション事業のためのプラットフォームを提供する米Zuoraが発表した。コロナ禍による外出制限下で、企業と消費者ともにサブスクリプションサービスの利用が増加したとする。2022年3月23日に発表した。

 サブスクリプション(購読)型事業のためのプラットフォームを提供する米Zuoraは、サブスク事業を手掛ける企業の顧客数の成長率や解約率などを半期ごとに調査し、その結果を『Subscription Economy Index(SEI)レポート』にまとめている。

 2022年の最新版によれば、サブスク事業を手掛ける企業の2021年の収益成長率は前年比16.2%増だった。米国大型株の株価指数「S&P 500」の対象である企業の成長率12%を上回った。解約率は前年比で14%改善した。

 サブスク企業の2018から2021年までの年平均成長率(CAGR)は17%で、いずれの分野においてもCAGRは2桁台だった。Zuoraの研究機関であるThe Subscribed Institute at Zuoraは、2020年から2021年における四半期収益成長率はまもなく、新型コロナウイルスのパンデミック以前の水準に戻る可能性があるとみる。

 同研究機関の創設者 兼 副会長のエイミー・コナリー氏は、「パンデミックによる生活様式の変化がサブスクの導入を加速させた。サブスクの利用者は価値あるデジタルサービスを求め続けている。この機会を企業は最大限に活用し、柔軟でカスタマイズしたサブスクの利用体験を提供することが長期的な顧客価値を実現し、収益化を図れる」としている。