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システムの異常検知をチャットなどに通知するクラウドサービス、日立ソリューションズが開始

DIGITAL X 編集部
2022年6月17日

システムでの異常検知をSMSやチャットなど複数チャネルを使って通知するためのクラウドサービスを日立ソリューションズが4月28日に開始した。通知に気付きやすいチャネルを利用することで、早期の初動対応や障害通知の見落とし防止などを図る。2022年3月29日に発表した。

 日立ソリューションズの「TELstaff クラウド型通報管理サービス」は、システムの監視ソフトウェアが検知した障害発生を、SMS(ショートメッセージサービス)やチャットなどの手段を使って担当者に通知するためのクラウドサービス。これまで、メールや電話、信号灯に通知するシステムをソフトウェアとして提供してきた「TELStaff」の対応チャネルを増やし、クラウド化した(図1)。

図1:TELstaff クラウド型通報管理サービスの概要

 TELstaff クラウド型通報管理サービスは、各種監視ツール/サービスと連携し、検知された異常を担当者に通知する。電話やメールのほか、SMSや「Microsoft Teams」や「LINE WORKS」「Slack」などコミュニケーション手段として導入が進むチャット型ツールなどにも通知できる。担当者が確認するまで通知を繰り返したり、日付や曜日、時間帯などに応じて通知先や通知手段を変えたりといった設定ができる。

 連携するシステムとしては、一般的な情報システムのほか、センサー監視や生産管理システムなどを監視するIoT(Internet of Things)/OT(Operational Technology:制御技術)分野のクラウドサービスにも対応する。

 TELstaff クラウド型通報管理サービスの利用料金は、利用ユーザー数が50人の基本プランが年間96万円、利用ユーザー数を100人追加するオプションが年間48万円である。