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AIエージェントと予測AIを組み合わせて業務を変えるコンサルティングサービス、Ridgelinezが提供

DIGITAL X 編集部
2024年9月26日

複数のAI(人工知能)エージェントと予測AIモデルを組み合わせて業務プロセスを変革するコンサルティングサービスをRidgelinezが提供している。タスクの遂行に関係するデータを総合的に分析し最適なアクションを導出するという。2024年7月11日に発表した。

 Ridgelinezの「Ridgelinez AI-Driven Transformation」は、複数のAI(人工知能)エージェントと予測AIモデルを組み合わせることで、業務プロセスの省人化・高度化を図るためのコンサルティングサービス(図1)。さまざまな事柄を複合的に勘案する必要がある意思決定や行動を伴う業務プロセスの省人化・高度化が可能になるという。

図1:複数のAiエージェントと予測AIモデルを組み合わせ業務の自動化・高度化を図る

 その実現に向けて、複数のAIエージェント同士が自然言語で会話しながら、関係するデータを総合的に分析して最適なアクションを導出できる仕組みを構築する(図2)。AIエージェントは、情報を集めて考え、行動できる仕組みで、各エージェントは独立して動きながら他のエージェントと情報を交換し、協力してタスクを遂行するという。

図2:「Ridgelinez AI-Driven Transformation」の流れ

 例えば物流管理では、あるエージェントが商品在庫を確認し、別のエージェントが最適な配送ルートを計画するなどが考えられる。生成AI技術の進展で、AIエージェントが自然言語のやり取りやリアルタイムなデータ解析がきるようになったことで、多数のステークホルダーとの調整が必要だったり、人の経験と勘を頼りにしてきた業務プロセスのタスクをAIエージェントで代替できるようになったとしている。

 具体的な適用業務としては、人事戦略の策定や、製造業における予防保全アクションの検討、新商品/サービスの設計、企業経営にかかる意思決定プロセスなどを挙げる。

 Ridgelinezによれば、定型業務の自動化・高度化では従来、ルールベースによるシステム構築やRPA(Robotic Process Automation)などが利用されてきた。最近は、予測AIや生成AI、チャットボットを組み合わせた業務プロセスの支援策も投入されている。だが、関係する事情を複合的に勘案する必要がある業務プロセスでは人への依存度が未だ高いのが現状だ。