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データへのタグ付けを自動化するAIエージェント、ブレインパッドが2025年2月に試験提供へ
2024年12月24日
データに意味情報を付加するタグ付け(アノテーション)作業を実行するAI(人工知能)エージェントをブレインパッドが2025年2月から試験提供を開始する。一貫した判断基準に基づくアノテーションが可能になるという。2024年12月12日に発表した。
ブレインパッドの「BrainPadアノテーションエージェント」は、データに意味を付加するタグ付け作業であるアノテーションを実行するサービス(図1)。特定の担当者や外部業者に頼らずに、業界や企業に特有の知識に基づくタグ付けを大量に処理できるため、企業が持つデータを体系的に資産化できるという。2025年2月から試験的な提供を開始する。
BrainPadアノテーションエージェントは、画像とテキストとに対応する。それぞれの文脈を総合的に解釈し、データの意図や目的に適したタグを提案する。タグの妥当性や一貫性までを自動でチェックするとしている。学習データの蓄積によりAIエージェント自体の精度向上も図れるという。
プレインパッドは生成AIを(1)エージェント型(自律型)と(2)アシスタント型(支援型)に分類している。アノテーションエージェントは同社が提供するエージェント型サービスの第1弾。エージェント型は、状況を自律的に理解・判断・処理し、労働力不足による業務課題の解消に効果があると見込んでいる。
ブレインパッドによれば、アノテーションには専門的な知識が求められ、属人的な作業になるうえ、経験の浅い担当者への技能伝承が難しい。