• News
  • 製造

商品開発時の企画・設計関連文書の作成を支援するAIサービス、IKETELがリリース

DIGITAL X 編集部
2025年4月2日

商品開発における企画・設計段階で必要な各種文書の作成を支援するAI(人工知能)サービスを、製造業向けサービスを手掛けるIKETELが開始する。社内の既存文書などを学習し、情報収集や仕様検討、関連書類の作成などの業務を支援する。2025年3月18日に発表した。

 製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援などを手掛けるIKETELの「ラクション」は、商品開発における企画・設計段階で必要になる文書の作成を支援するAI(人工知能)サービス(図1)。社内になる既存情報を元に、情報収集から仕様の検討、書類の作成といった業務を支援する。関連業務の効率を最大90%高められるとする。

図1:「ラクション」の自動企画設計機能の画面例

 AIチャットボット機能を持ち、社内情報に加え、社外情報も検索することで、新商品のアイデア出しや企画・設計書類を自動で作成する。連携させたデータは利用しやすい形に自動で調整する。技術やノウハウの共有により、属人化の排除や人材の即戦力化などにつながるとしている。

 サービス開始に先行し、複数社と協業で実証実験を実施してきたとする。例えば、浜松市によるスタートアップ支援プログラム「ハマダイブ」の実証事業では、ソーラーシステムを開発するOMソーラーと、問い合わせ対応工数の削減に対し約1カ月間、テストユースと効果を検証した。結果、AIシステムの回答時間は数秒、回答精度はほぼ100%だったという。

 今後は、商品開発に特化した機能を順次追加するとともに、将来的には「データと共創により新価値が生まれるプラットフォーム」を目指すとしている。

 ラクションの利用料は、現在のβ版特別割引価格の場合、初期費用はなく、月額29万8000円からになる。

 IKETELによれば、製品の企画・設計は、製造業の品質とコストの8割を決めるとされるほど重要な上流工程だが、その現場は属人化しており、業務の無駄や非効率性が多く、イノベーションも生まれ難いといった課題が山積している。