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LPガス配送ルートの最適化コンサルティング、パナソニック オートモーティブシステムズが開始
2025年5月28日
LP(液化石油)ガスの配送ルートの最適化を支援するコンサルティングサービスを、パナソニック オートモーティブシステムズが開始した。配送に関連するデータを同社のデータサイエンティストが分析し最適化案を提案する。計画作成や配送業務の効率を高められるという。2025年5月21日に発表した。
パナソニック オートモーティブシステムズが開始したのは、LP(液化石油)ガスの最適な配送ルートを提案するコンサルティングサービス(図1)。同社がLPガス配送事業者に向けて提供するた配送効率化サービス「DRIVEBOSS LPガス」の一機能として提供する。ただしDRIVEBOSS LPガスの利用の有無は問わないという。
最適化に向けては、配送先件数や住所、配達容器数などのデータをパナソニック オートモーティブのデータサイエンティストが分析し、配送員ごとの負荷と、その偏りを可視化したうえで、そうした偏りや重複を解消できる配送エリア分けを提案する(図2)。
コンサルティングでは、拠点ごとの車両や配送員の配分、配送拠点になる充填所の場所や規模化など、LPガスの配送に伴う課題を解消するためのデータ分析に関する相談も受け付ける。
パナソニック オートモーティブシステムズによれば、LPガスの配送は、配送・保安業務資格が必要なことに加え、高齢化などによる人材不足から業務効率を高めることが急務になっている。配送員の割り当てでは、配送員の業務経験や配送先件数など考慮する条件が多く、経験則だけでは最適な判断・調整が難しく、業務負荷の偏りや配送エリアの重複により業務効率が低下することがある。