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人流データから流出入や混雑度を分析する機能、ソフトバンク子会社のAgoopが追加

DIGITAL X 編集部
2025年5月30日

位置情報を元に指定エリアへの人の流出入や混雑度を分析する機能を、ソフトバンク子会社で人流データなどを提供するAgoopが2025年5月26日に開始した。人流分析サービスの機能として追加する。人の移動や混雑度を可視化できる。同日に発表した。

 ソフトバンク子会社のAgoopは、位置情報に基づく人流分析サービス「Kompreno」を提供している。このほど機能強化を図り、(1)流出入分析と(2)混雑ランキングの両機能の提供を2025年5月26日に開始した。

 流出入分析機能は、指定したエリアへの人の流れを流入者と流出者に分けて識別するもの。人がどこから来て、どこに向かっているのかといった傾向を可視化・分析できる(図1)。

図1:人流分析サービス「Kompreno」の流出入分析機能の画面例

 一方の混雑ランキング機能は、エリアの混雑状況をメッシュ単位で可視化し、ランキング形式で表示するもの(図2)。人が集中しているエリアをひと目で把握できるという。

図2:「Kompreno」の混雑ランキング機能の画面例

 機能追加に加え、Komprenoの使い勝手も高めたとする。同一時間帯のデータをまとめて表示したり、移動手段のアイコン表示や、滞在時間を従来の「年月日」に加え「時・分」単位でも指定できるようにした。

 Agoopが提供する人流データは、同意を得た個人のスマートフォン用アプリケーションから収集した位置情報データを、秘匿加工を施して提供するもの。まちづくりや観光振興、災害対策、商圏分析などに利用できる。