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複数のLLMを連携した生成AIアプリの開発基盤、AI翻訳のロゼッタが開発
2025年7月10日
複数のLLM(Large Language Model:大規模言語モデル)を連携して動作する生成AIアプリケーションの開発基盤を、AI(人工知能)翻訳ソフトウェアを手掛けるロゼッタが開発した。社内利用していたものを改良し、同社のコンサルティングサービスを導入している企業の一部にも提供し始めた。2025年7月3日に発表した。
AI(人工知能)翻訳ソフトウェアを開発・販売するロゼッタの「Metareal Agents」は、複数のLLM(Large Language Model:大規模言語モデル)に対応し、それぞれを連携させた生成AIアプリーションの開発基盤。各LLMに基づくAIエージェントが連携してタスクを実行するワークフローを構築できるという。
Metareal Agentsは、数十種のLLMと最大300のAIエージェントを組み合わせた生成AIアプリをGUI(Graphical User Interface)を使って開発できる。複数のLLMを協調制御する多層アーキテクチャー「AIオーケストレーション」を採用した。開発した生成AIアプリは、外部のデータソースやAPI(Application Programming Interface)にアクセスして動作する。
元々は社内用途に向けて「Metareal AI LLM 2」として開発した。親会社のAI開発会社のメタリアルが、AIエージェント製品群「シゴトオワルAIシリーズ」の開発に利用した際は50営業日連続で新サービスをリリースできたとしている。
今回、同社のコンサルティングサービスを導入している企業の間から「基盤として導入したい」というニーズが強まったことから、機能強化とともに名称を変更して、一部企業への提供を開始した。