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AIペルソナとロールプレイする営業・接客向け学習サービス、ピアズが開始

DIGITAL X 編集部
2025年7月15日

AI(人工知能)ペルソナとのロールプレイを使って営業・接客スキルを学習するオンラインサービスを、接客支援を手掛けるピアズが開始した。ロールプレイの内容をAI技術で分析し習熟度や改善点をフィードバックする。2025年7月9日に発表した。

 接客支援を手掛けるピアズの「mimik AI」は、AI(人工知能)ペルソナとのロールプレイができる接客・営業向けのオンライン学習サービス(図1)。教材の閲覧後、AIペルソナとのロールプレイを実施すれば、その内容をAI技術で分析・算出した習熟度や改善点のフィードバックが得られる。学習から評価・改善までをカバーする。

図1:ピアズの「mimik AI」ではAIペルソナと対話しながら接客スキルを学ぶ

 学習者はまず、教材やモデル会話の動画を閲覧し学習する。その後、AIペルソナとのロールプレイングにより学習した対話スキルを実践する。ロールプレイングの内容はAI技術で分析され、習得度合いや改善点がフィードバックされる。

 教材制作もAI技術で支援する。台本の登録やセリフの分類、動画の作成のほか、AIペルソナの設定に必要なプロンプト作成などが対象だ。ロールプレイングの結果や改善点も教材にもフィードバックできる。

 今後は、同社の接客プラットフォーム「ONLINX+」や新たに提供予定のアウトバウンド商談ツール「bellFace」との連携や、人事システムやLMS(学習管理システム)などの外部システムとの連携を可能にし、育成成果の可視化や、計画的な人材育成、戦略的な営業活動が実行できるようにするとしている。

 これまでピアズは、接客トークのオンライン学習サービス「mimik」を提供してきた。今回、mimikにAIペルソナとのロールプレイとフィードバックの機能を追加し、サービス名をmimik AIに変更して提供を開始した。

 ピアズによれば、営業や接客の現場では「人材が育たない」「ハイスキル人材の接客トークを現場で再現できない」といった課題が顕在化し、育成プロセスの見直しが求められている。