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問い合わせ業務のための生成AIチャットボット、リコージャパンが提供開始

DIGITAL X 編集部
2025年7月15日

問い合わせに自動回答する生成AI(人工知能)チャットボットのサービスを、リコージャパンが2025年7月11日に開始した。Q&A(質問と答)集やドキュメントを参照した回答を生成する。同日発表した。

 リコージャパンの「RICOH Chatbot Service 生成AIチャット Pro」は、問い合わせ業務のためチャットボットサービス(図1)。社内のQ&A(質問と答)集やドキュメントを参照し、回答を生成AI(人工知能)技術で作成する。人事部門の問い合わせ対応、営業部門の提案支援、情報システム部門の資料作成といった用途を想定する。同社のチャットボットサービス「RICOH Chatbot Service」の1ツールとして提供する。

図1:リコージャパンのチャットボットサービス「RICOH Chatbot Service 生成AIチャット Pro」の概要

 回答の生成ではまず、Q&A集を参照する。該当する情報がなければ社内ドキュメントを横断的に検索する。いずれにも必要な情報がない場合は、有人チャットにエスカレーションする。外部サービスとの連携機能を持ち、例えば生成AIサービス「ChatGPT」(米OpenAI製)と連携すれば、社内外の情報を組み合わせた回答が可能になる。多言語に対応する。

 生成AIチャットProは、Webブラウザーからの利用のほか、米Microsoftのコミュニケーションツール「Microsoft Teams」や情報共有基盤「SharePoint」に埋め込められる。

 なお、社内文書を利用するためのストレージ環境として「ドキュメント容量追加パック」も用意した。生成AIチャット Proの利用に際し、登録可能な文書の容量を1パック当たり5ギガバイト追加できる。

 サービス利用料金は、いずれも要問い合わせとしている。