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AIエージェントの導入から内製化までを支援するサービス、パーソルビジネスプロセスデザインが開始

DIGITAL X 編集部
2025年9月4日

AI(人工知能)エージェントの導入から内製化までを支援するサービスを、パーソルビジネスプロセスデザインが2025年8月27日に開始した。定型業務やワークフローの自動化、問い合わせ対応といった用途を想定する。同日に発表した。

 パーソルビジネスプロセスデザインの「AIエージェント導入・活用コンサルティングサービス」は、AI(人工知能)エージェントの導入・活用を支援するサービス。対象業務としては、定型業務や情報検索の自動化、社内外からの問い合わせ対応、LLM(Large Language Model:大規模言語モデル)によるワークフローの最適化・自動化などを想定する。

 例えば、自社メディアに掲載するコラムの企画・執筆・レビューの工程をAIエージェントに処理させれば、1記事当たりの作業時間を約11時間から約2時間にまで短縮できるとしている(図1)。

図1: AIエージェントをコラム記事の企画・執筆業務に適用した際のプロセス変化の例

 AIエージェント導入・活用コンサルティングサービスでは、AI技術の活用を推進する担当者を対象に、AIエージェントの(1)導入・活用、(2)開発、(3)内製化の3つのメニューを用意する。

 導入・活用段階では、業務コンサルティングや生成AI技術に詳しい同社のコンサルタントが、生成AI技術やAIエージェントで自動化・効率化が可能なタスクを分析・選定する。それに基づいて、生成AI技術の活用計画策定と業務への適用方法、導入・運用までを支援する。

 開発段階では、分析・選定した業務に対し、業務特性を踏まえた要件を設計し、AIエージェントアプリケーションを開発する。CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)やSFA(Sales Force Automation:営業支援)などの外部システムとの連携にも対応する。

 内製化段階では、研修や座学、ハンズオン、ワークショップなどの教育プログラムを提供する。生成AI技術の基本概念や最新トレンド、AI技術の適用領域を明確にするための業務を洗い出し、AIアプリケーションの開発などのプログラムを、生成AI技術の導入状況や従業員のレベル、ニーズに合わせて設計する。

 パーソルビジネスプロセスデザインによれば、AIエージェントを導入したい企業の多くが「生成AIを導入しても業務で使われない」「最適な適用業務の見極めが難しい」「活用に必要なスキルやノウハウが不足している」といった課題を抱えている。