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AIエージェントをオーダーメイドで企画・開発するサービス、スタートアップのLaboro.AIが開始

DIGITAL X 編集部
2025年10月9日

企業が必要とするAI(人工知能)エージェントをオーダーメイドで企画・開発するサービスを、AIシステム開発のスタートアップであるLaboro.AIが開始した。導入時にはビジネスプロセスの見直しも併せて支援する。2025年10月6日に発表した。

 AI(人工知能)システム開発のスタートアップであるLaboro.AIの「AGT-Xソリューション」は、AIエージェントの企画から開発・導入、運用までを個々の企業ニーズに合わせてオーダーメードで支援するサービス。同社が持つAIシステム開発の技術基盤を利用し、必要なAIエージェントをアジャイル開発の手法をもって開発するという。

 開発に際してはまず、企業が置かれている環境や課題、AIエージェント導入の目的や要件定義などについて、ビジネスとAI技術の両面からコンサルティングを実施し、個々の企業が必要なAIエージェントを個別に開発するプロジェクトとして設計・推進するとしている。

 開発するAIエージェントは、単一のタスクをこなすAIエージェントだけでなく、それらが複数協働するマルチエージェント構成にも対応する。

 実際の導入時には、AIエージェントが機能しやすいように業務プロセスや体制などを見直すための取り組みに対しても支援するという。

 AIエージェントの適用分野としては、営業、カスタマーサポート、コーポレート業務、経営企画、マーケティングなどを挙げる。営業では顧客別に最適化を図った営業バディ、カスタマーサポートでは顧客1人ひとりに対応できるアドバイザー、コーポレート業務では従業員1人ひとりに対応する秘書、経営企画ではデータ分析とシナリオシミュレーションの機能、マーケティングでは調査から企画、実行までの自律化機能のそれぞれを実行するAIエージェントが考えられるとしている。

 Laboro.AIによると、AIエージェントの導入に向けた期待が高まる一方で、国内企業は、導入スピードの遅れ、ツール導入から脱せない目的設定、専門人材の不足という“三重苦”を抱えている。