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ロボットとAIエージェントを組み合わせて利用するための基盤サービス、NTTビジネスソリューションズが提供へ
2025年10月31日
複数種のロボットとAI(人工知能)エージェントを組み合わせて利用するための基盤サービスを、NTTビジネスソリューションズが2025年12月15日から開始する。AIエージェントによりロボットへの指示や管理、稼働状況に応じた最適化などが可能になるという。サービス提供に当たり、ロボットメーカーのugoと同社のロボット統合管理基盤についてOEM(相手先ブランドによる製造)契約を結んだ。2025年10月27日に発表した。
NTTビジネスソリューションズの「AIロボティクスプラットフォーム」は、複数種のロボットとAI(人工知能)エージェントを組み合わせて利用するための基盤サービス。AIエージェントとして、現場の担当者から受けた指示をロボットに伝える機能や、ロボットの稼働状況を監視・制御する機能、稼働状況を分析し改善案を提案する機能などを用意することで、ロボットを自律的に動作させる「フィジカルAI」を実現したい考えだ(図1)。
AIロボティクスプラットフォームにおけるロボットの統合管理の仕組みは、ロボットメーカーのugo(ユーゴー)が開発・提供する「ugo Platform」のOEM(相手先ブランドによる製造)提供を受ける。異なる種類のロボットを協調的に制御・運用・監視できるとする。そこにLLM(Large Language Model:大規模言語モデル)としてNTTが開発・提供する「tsuzumi」や米OpenAI製の「ChatGPT」などを組み合わせる。
ugoは2023年12月21日にNTT西日本と協業に向けた基本合意を結んでおり、AIロボティクスプラットフォームは、その協業事業化に向けた取り組みの1つになる。
NTTビジネスソリューションズによれば、各業界で労働力不足が顕在化しており、少子高齢化に伴い、その傾向はさらに加速すると見込られている。
