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AIアプリをオンプレミスで利用するための環境構築サービス、パーソルビジネスプロセスデザインが開始
2025年11月20日
AI(人工知能)アプリケーションをオンプレミスで利用するための環境構築サービスをパーソルビジネスプロセスデザインが開始した。AIアプリが扱うデータを企業のローカル環境内で処理することで機密情報の流出などを防止する。2025年10月21日に発表した。
パーソルビジネスプロセスデザインの「プライベートAIサービス」は、AI(人工知能)アプリケーションを企業内ネットワークに閉じて利用するための環境構築サービス(図1)。金融業や自治体、教育機関、製造業など、機密情報の外部流出などデータの扱いを懸念する企業/組織の利用を想定する。
AIアプリの開発・実行環境としては、デスクトップ型のAI処理用コンピューター「NVIDIA DGX Spark」(米NVIDIA製)を利用し、利用企業の社内ネットワークに接続する。DGX Sparkに、オープンソースのLLM(Large Language Models:大規模言語モデル)やAIアプリの開発環境「Dify」(米LangGenius製)などを導入し利用する。
DGX Sparkの稼働後は、同社の「AIエージェント導入・活用コンサルティングサービス」や業務自動化サービス「ゼロ化」などにより業務用AIアプリの開発を支援する。24時間対応のサポート窓口を設置し、ハードウェア/ソフトウェアの不具合に対応する。内製化や業務への定着・浸透に向けては、専任のAIコンサルタントによる研修やワークショップを用意する。
パーソルビジネスプロセスデザインによれば、セキュリティ上の理由からAI技術の導入が困難あるいは活用範囲に制限があるという企業/組織は少なくない。一方で、オンプレミスに向けて提供されているAI関連サービスは高額なことが多い。
