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自社データによるAIエージェントのPoC実施サービス、KDDIアジャイル開発センターが開始
AI(人工知能)エージェントの導入効果を確かめるPoC(Proof of Concept:概念実証)を自社の実データを使って実施できるサービスをKDDIアジャイル開発センター(KAG)が開始した。検証に必要なデータだけを用意すれば自社業務での適用度を確かめられるという。ひな形となるAIエージェントの提供とオフショア開発などにより最短2週間で検証を開始できるという。2026年1月8日に発表した。
KDDIアジャイル開発センター(KAG)の「AIエージェント導入・意思決定パッケージ」は、自社業務におけるAI(人工知能)エージェントのPoC(Proof of Concept:概念実証)を実際の自社データを使って実施するためのサービス(図1)。業務別のAIエージェントや動作に必要な環境をKAGが用意し、利用企業は自社データを用意すれば自社業務への導入効果を検証できるという。
AIエージェントを開発するために、AI技術を使った開発の知見とオフショア開発を組み合わせて提供する「KAGオフショアAIラボ」を立ち上げた。 PoCに利用する最低限の機能を持つAIエージェントを最短2週間で開発・納品できるとする。納品から1カ月間の保守運用サービスも提供する。オフショア開発では、ベトナムFPTの日本法人であるFPTジャパンホールディングスと2014年から連携している。
加えて、ひな形となるAIエージェントを集めたAIエージェントカタログも用意する(図2)。まずは(1)上司や専門家の視点で文書をレビューする「エキスパートレビュー」、(2)複数の情報源に基づき調査・分調する「ディープリサーチ」、(3)社内Wikiやドキュメントを検索・回答する「社内ナレッジ検索」の3つを用意する。これらをカスタマイズしてのPoCも可能だ。
今後は、データ分析のための「データ分析レポート生成」や、会議録を分析する「ミーティング診断・改善」、採用判定や面接質問を生成する「採用選考支援」、提案書のドラフトを作成する「提案書生成」などの提供を予定する。
KAGによれば、生成AI技術への関心が高まる一方で「業務で通用するのか分からない」「導入効果が分からないまま高額な投資はできない」といった課題から、本格導入に踏み切れない企業が多い。
AIエージェント導入・意思決定パッケージの利用料金は、トライアル時が98万円(税別、以下同)から。AIエージェントの開発費やクラウド環境(上限あり)の利用費、および1カ月間の保守運用費が含まれる。2カ月目以降の継続利用料金は月額30万円(同)である。

