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写真品質の3Dデータを管理・共有できるデジタルツインの基盤サービス、Kudanが開始
設備や現場などのデジタルツインを管理し写真品質の3D(3次元)データとして共有できるサービスを空間知覚技術を手がけるKudanが開始した。空間内にある対象物に注釈やメモなどを紐付け、遠隔地からレビューしたり共有したりを可能にする。同機能を提供するソフトウェアをクラウドサービスとして提供する。2026年2月13日に発表した。
Kudanの「Kudan PRISM(Photo-Realistic Integrated Spatial Management)Cloud」は、デジタルツインを管理・共有するためのクラウドサービス(図1)。空間情報は3DGS(3D Gaussian Splatting)データや点群データとして一元管理し、ブラウザーからもアクセスできる軽量データとして複数拠点からの共有を可能にする。2025年8月に発売したソフトウェア製品「Kudan PRISM」をクラウドサービスとして提供する。
Kudan PRISM Cloudでは、独自の空間知覚技術と3DGS技術を組み合わせることで、デジタルツインをブラウザー環境からも写真品質で3D表示による共有を可能にする。設備の属性やメタデータ、図面、手順書、点検履歴などを3D空間で一元管理することで、素早い情報検索や作業判断を支援する。デジタルツインに注釈やメモ、ドキュメントを紐付けることで、3D表示による遠隔からの点検や検査、シミュレーションなどが可能になる。
設備の種別や劣化・異常カ所などをAI(人工知能)技術で識別でき、復旧の優先順位付けや品質向上を支援する。企業独自のAIモデルを統合することもできる。
クラウド環境としては「AWS(Amazon Web Services)」(米AWS製)や「Microsoft Azure」(米Microsoft製)などのパブリッククラウドのほか、プライベートクラウドや利用企業が管理しているクラウドを選べる。現場に動作環境を構築し現場で活用しながら、そのデータをKudan PRISM Cloudに集約すれば、現場の最適化と全社連携が可能になるとする。
API(Application Programming Interface)により、既存の設備管理システムやERP(Enterprise Resource Planning:企業資源計画)システム、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)基盤などと連携する。
Kudanによれば、デジタルツインは「データ容量が大きく、高性能PCでしか開けない」「専門家しか扱えず、他部門や経営層に共有できない」などの課題があり、データ活用がPoC(Proof of Concept:概念実証)にとどまり、全社的な業務改善やDX(デジタルトランスフォーメーション)につながらないケースがある。
