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AI技術を使ってのソフトウェア開発を支援するサービス、アール・エス・アールが開始

DIGITAL X 編集部
2026年2月20日

AI(人工知能)技術を使ってのソフトウェア開発を支援するサービスを、ソフトウェアテストなどを手掛けるバルテス・ホールディングス傘下のアール・エス・アールが開始した。ソフトウェアの要件整理から実装、テストまでを対象に、運用・保守段階での変更や改善を前提にすることで本番運用までスムーズに進めるという。2026年2月12日に発表した。

 アール・エス・アールは、ソフトウェアテストなどを手掛けるバルテス・ホールディングス傘下で開発ツールなどを手掛けるソフトウェア会社。このほどAI(人工知能)技術を使ってソフトウェア開発を支援するサービス「AI駆動開発(AI-DLC)」の提供を開始した。最小機能のMPV(Minimum Viable Product)によるPoC(Proof of Concept:概念実証)から本番稼働させることを想定し、開発の初期から運用・保守段階で発生する変更や改善を見越して開発を進めることで、開発効率を高めながら手戻りを抑えられるとしている。

 AI-DLCは、要件整理から設計の段階では、目的や優先度、設計方針を人が整理する。そのうえで各工程におけるAI技術の使い分けや運用・実装ルールなどを整備し標準化を図る。具体的なサービスとしては(1)MVP立ち上げブースト、(2)PoC本番化リビルド、(3)Growthブースト、(4)AI-DLC導入支援の4種を提供する。

 MVP立ち上げブーストは、新規開発を支援するサービス。要件整理から設計、実装、ソフトウェアテストまでを一体で進め、初期検証に必要な機能を実装しながら本番運用のための設計およびテストの土台を整える。

 PoC本番化リビルドは、既存のPoCの内容や試作品の本番移行を支援するサービス。本番移行に向けた順番やリスクを整理し、設計・実装・テストを運用を前提に見直して作り直す。

 Growthブーストは、既存プロダクトの改善を支援するもの、仕様や設計を整理し変更時の影響範囲を把握可能にしたうえで、継続的な改修や機能追加ができるように環境を整備する。

 AI-DLC導入支援は、内製化や複数チーム間の標準化を支援するもの。工程ごとの使い分けや運用、実装ルール、レビュー観点、テスト方針を整備し、同品質で開発・運用できるよう標準化を進める。

 AI-DLCは、米AWS(Amazon Web Services)が提唱するAI開発ライフサイクル「AI-DLC(Development Lifecycle)」を参考に、バルテスHDグループ内の複数プロジェクトにおけるAI駆動開発の適用・運用の知見を元に開発したとしている。

 アール・エス・アールによると、AI技術を使った開発では、PoCから本番移行への段階で、仕様変更や改善、引き継ぎにおいて、設計方針や実装ルール、テスト観点が整理されず、結果として保守負荷が増大するケースがある。