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【CES2026:ウェアラブル編】スマートグラスとリングが急成長
小型・軽量で高性能なデジタルデバイスが仕事と暮らしをサポート
PCなどと連携するペンダント型やマスク型のデバイスも
AI機能をいつでも使えるデバイスとして、メガネ型や指輪型以外のウェアラブル製品が登場している。2026年に目に付いたのがペンダント型だ。
例えば中国Lenovoは、PCやスマホ、ウェアラブルデバイスなどで使えるパーソナルAI「Lenovo Qira(キラ)」を基調講演で発表し、それを利用できるウェアラブルデバイスとして、メガネ型と併せてペンダント型を紹介した(写真4)。
レノボのように、1つの製品を多機能化するのではなく、複数のデバイスが持つ機能を連携させるというアイデアは他社も提案しており今後、増えるかもしれない。
コロナ禍で増えたマスク型デバイスをリモートワーク向けに提案する日本企業も出展した。Verne Technologiesの「Wearphone」は、イヤホンを一体化したスマートマスクで、話し声をAI技術でコントロールする(写真5)。2026年春の発売を予定する。
村田製作所の「mask voice clip」は市販のマスクに装着するクリップ型マイクを参考出品した(写真6)。周辺のノイズを抑えながら音声を拾う。基本技術としての展示で製品化は未定である。
スタートアップ発の小型・軽量なパワーアシストスーツも
パワーアシストスーツの出展も多かった。最新のロボティクス技術を応用したスーツには日本の大手メーカーも参入しているが、目に付いたのは高機能化と小型・軽量でシンプルなスーツだ。
イタリアのミラノ工科大学から起業したAGADEが開発する「AGADEXO Shouder」が、その1つ(写真7)。AI技術を搭載したブレスレットで筋肉の動きを分析して適切にサポートする。人間工学に基づくというファイバー素材のボディは見た目よりも軽量で装着しやすい。筋ジストロフィー患者の支援を目標に、まずは産業用で売り上げを確保しようとしている。
日常生活で気軽に使えそうな製品も登場した。米マサチューセッツ州でバイオニック技術を開発するスタートアップのDephyは、世界初という足首装着式パワードウェアラブル「Sidekick(サイドキック)」を発売した(写真8)。バッテリーを含めて片足1.4キログラムで、1回の充電で最大5マイル(約8キロメートル)を歩ける。利用者の足に合わせて成形し、価格は4500ドル(約69万円)である。
ウェアラブルデバイスはバリエーションが広がっている。今後は、2026年には見られなかったイヤホンタイプや、身体に埋め込むプローブのような浸襲型なども登場するかもしれない。機能やデザインには開拓の余地があるだけに、どのようなデバイスが登場するか引き続き注目していきたい。




