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改正物流2法が求めるデータ管理のためのスマホアプリ、ユーピーアールが2026年5月から販売

DIGITAL X 編集部
2026年3月18日

改正物流2法が求めるデータ管理のためのスマートフォン用アプリケーションを、パレットのレンタルのユーピーアールが2026年5月から販売する。車載装置などを使わずにスマホで荷待ちや荷役の時間、積載率などを収集・管理する。2026年3月12日に発表した。

 ユーピーアールの「Uスマホ運行管理サービス」は、荷待ち・荷役の時間や積載率などをスマートフォンを使って記録・管理するためのアプリケーション(図1)。車載器や電子端末を導入することなく、2025年4月に改正された「物流効率化法」と「貨物自動車運送事業法」の、いわゆる改正物流2法に対応するデータ管理が可能になるとする。2026年5月から提供を始める。

図1:「Uスマホ運行管理サービス」ではスマートフォンの機能やカメラを使って運行状況に関するデータを取得する

 Uスマホ運行管理サービスでは、まずスマホの顔や指紋による生体認証でドライバーと車両と紐付ける。ジオフェンス機能により、取引先への到着・出発を判定するほか、スマホのカメラ画像から積載率を算出する。ほかにも、荷待ちや荷役、付帯業務などの時間、運賃、料金などのデータを収集する。

 運行指示では、登録した配車計画に基づき、実運送ドライバーへ契約内容を交付する。収集したデータとデジタルタコグラフのデータを連携し、運転日報を作成する機能も用意する。データは、CSV(Comma-Separated Values)形式で出力もできる。

 改正物流2法は、全ての荷主・物流事業者に対し、荷待ち・荷役などの時間短縮や積載効率の向上に向けた取り組みを努力義務とした。さらに一定規模以上の特定事業者は、中長期計画の策定・報告や、物流統括管理者(CLO:Chief Logistics Officer)の選任が義務化され、運送の対価である「運賃」と荷役などの対価である「料金」を明確に分けた契約や、荷待ち時間や積載率などの実績の記録を求めている。

 ユーピーアールによれば、改正物流2法が求める種々のデータ収集・管理に対応するために車載器や電子端末を導入することは大きな負担になる。