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作業映像から業務の改善点を可視化するAIエージェント、ブレインパッドが発売
作業映像から業務における改善点を可視化するAI(人工知能)エージェントを、ブレインパッドおよびグループ会社のBrainPad AAAが2026年7月6日に発売した。ムダな動作やボトルネックになっている工程を特定し改善策を提示できるとする。同日に発表した。
データ分析などを手掛けるブレインパッドとグループ会社のBrainPad AAAが販売する「COROKO Analytics」は、作業現場を撮影した映像から標準作業時間を定義・計測したり、不要な作業や待機時間を洗い出したりができるという。人手による観察では見落としがちな点も定量化し、最短1〜2週間で業務課題の可視化と改善策の提示が可能になるとしている。
COROKO Analyticsが分析するのは(1)標準作業と(2)生産性の2つ。標準作業分析では、映像から標準作業時間を定義・計測する(図2)。作業手順書や標準作業表などの文書には記されていない動作や身体の使い方までを抽出し、業務改善の土台になる明確な作業工程を定義する。
生産性分析では、不要な作業や待機時間を抽出し、生産性向上のつながる具体的な改善策を提案する(図3)。ベテランと新人のスキルギャップを可視化したり、拠点間のオペレーションを比較したりもできるという。
COROKO Analyticsの導入は3段階で進める。第1段階では、既存の現場映像を対象に分析し改善策を提示する。撮影済みの定点カメラ映像などを利用することで、新たな動画撮影やシステム導入などが不要になり導入コストを抑えられるとしている。
第2段階では、月ごとや四半期ごとといった改善ペースで課題の可視化と改善策を提供し継続的な業務改善を支援する。第3段階では、映像データと自動で連携して分析結果を確認できるシステム環境を構築し、現場主導で業務改善ができるようにする。
COROKO Analyticsは、現場特化型AIエージェント「COROKO」シリーズの第3弾。これまでに作業動画から動画マニュアルを作成する「COROKO Manual」と保守点検サポート用の「COROKO Field Intelligence」を提供してきた。今後は、危険な動作などの予兆を検知する安全管理、工程異常を把握する品質管理、棚の欠品やレジ待ちを可視化する機会損失の防止といった領域のためのAIエージェントの投入を予定する。
ブレインパッドらによれば、従来の工程分析では、売り上げに直結する直接作業と、それ以外の間接作業の判断基準や、現場作業の計測によるバラツキの把握が課題で、工程の正確な把握には多くの工数と時間を要していた。結果、限られた調査結果に基づく生産計画策定やフィジカルAI導入の見送りなどにつながっていた。


